【Macトラブル】Macbookの画面割れ修理費用と期間はどのくらい?Appleサポーターに聞いた修理コストと対処法
多くの人が所有することが当たり前になりつつあるパソコン。スマホやタブレットに代替されそうになってはいますが、仕事や生産活動を行うにあたり必要不可欠な存在。
そういう僕自身もM1のMacbook Proを使ってこのブログを執筆しています。
これまで学生時代も含めMacbook Air、Macbook Pro (2017)を使用してきましたが、以前使っていたMacbook Airの画面を破損させてしまい、Appleストアへ修理依頼を行いました。
そこでこの記事では同じような境遇の方へ向けて、Macbookの修理費用や期間、手順などをお伝えします。
Macbook Airを修理に出した背景とスペック
まず初めにMacbookを修理に出すことになった背景と使用スペックについてお伝えします。まず使用スペックは次の通り。
- MacBook Air (2017)
- 13インチ
- Intel Core i5
- Catalina 10.15.2
- メモリ 8GB
- ストレージ 256GB
基本的なスペックのMacbookではありますが、会社業務及びブログ運営で使用していました。ある日普段通りカフェで作業を進めていたところ、ふとした拍子に画面にマグカップを落としてしまい画面を破損。
Macbook自体は問題なく動くものの、液晶中央に画面を二分する非表示領域ができてしまい、作業への支障が大きすぎるため修理へ出すことを決意しました。
Macbookの修理方法
修理を出すにあたって何よりも先に調べたのは「修理方法」と「金額」、「スケジュール」の3点。
「金額」と「スケジュール」は「修理方法」によって変わってくるため、後ほどお伝えします。まずは4種類に大別される修理補法について整理していきたいと思います。
Apple Care Supportへの修理依頼
一つ目にご紹介する方法はAppleが提供する修理サービス、「Apple Care Support」についてです。
販売元であるAppleが状態確認や修理、部品の調達などを行うため、クオリティやその後の使用に不安を感じることなく修理を任せることが可能。
Apple CareやApple Care Plusに加入している場合は12,900円から修理を依頼することが可能です。依頼方法は次の3種類の方法が取られています。
状態や部品の在庫状況次第ではありますが、Apple Storeへ持ち込みを行うことで当日に修理してもらえる場合もあるそうです。なお、Apple Storeへ持ち込み修理を希望する際には予約が必要になるため、事前にコチラから予約しておきましょう。
郵送修理を希望の際にはコチラから電話でサポーターの方へ相談することで手配が可能です。郵送修理の際、Appleさんが送料を負担してくれるのは、地味に嬉しいポイントです。
Apple正規サービスプロバイダへの修理依頼
二つ目の修理方法としてご紹介するのはAppleの正規代理店である「Apple 正規サービスプロバイダ」での修理です。
Apple正規サービスプロバイダとは、Apple製品に関しApple社よりトレーニングを受け、正式に販売や修理に関するライセンスを持つ事業者を指します。
Apple Storeが東京や大阪、名古屋、福岡など都市部にしか存在していないのに対し、正規サービスプロバイダは全国各地に店舗が存在しているため、地方在住の方でも気軽にApple公式の修理サポートを受けることが可能です。
との違い
- 店舗数
- 営業時間
正規サービスプロバイダはコチラから検索可能です。なお修理費用や期間はApple Care Supportへ依頼する場合とそれほど違いはないようです。
街の修理店への修理依頼
三つ目にご紹介するのは街の修理店への依頼についてです。
前提としてお伝えしておくと「街の修理店」は、前述の「正規サービスプロバイダ」と異なり、非正規で修理をおこなっている事業社です。
非正規点で修理を行った場合「改造品」と認定される場合があります。そうなると次のガイドラインに抵触したことになり、以降Appleが提供する公式なサポートを受けることができなくなります。
Appleテクニカルサポート、アップルストア、Apple正規サービスプロバイダのApple正規チャネル以外の非正規修理店舗にて修理サービスを受けたお客様は、製品に改造の可能性があります。
この場合、改造品扱いとなり、Apple正規サービス店舗では修理サービスを受けられない場合がありますので、ご注意ください。
引用:Apple製品の修理サービス
このように大きなデメリットもある一方で、費用や修理スケジュールという点では大きなメリットも存在します。
Apple Care (Plus)の保証期間外の場合、正規店と非正規店では修理期間で2倍、金額で2 ~ 3倍ほどの開きがあります。そのため、公式サポートを受けられなくなるというデメリットはあるものの、スピードやコスパは圧倒的に公式より高くなっているめ、急ぎの方などは利用をオススメします。
自身での修理
最後にご紹介するのはセルフリペア、つまり自身での修理作業となります。
2021年11月に米Appleから「Self Service Repair」に関するリリースが発表されました。この発表により消費者個人がApple純正の部品やツール、マニュアルへアクセスし、以下記事のような修理を行うことができるようになる動きが加速しそうです。
現在はiPhoneが中心になっていますが、今後はM1を搭載したMacなどへも拡大するようです。
しかしながら自身での修理は「改造」に該当します。以降Appleの公式サポートを受けることができず、修理の成功可能性も読みづらいため、オススメはできない方法になっています。
正規と非正規サービスの修理金額と期間比較
ここまで4種類の修理方法についてご紹介しました。
ここからは「正規(Apple Care Support・正規サービスプロバイダ)」・「非正規(街の修理店)」という2種類で「金額」と「修理期間」をみていきたいと思います。
参照する「金額」と「修理期間」については僕自身が経験した「画面割れ」と「水没」で比較します。
Apple正規サービスでMacbookを修理する場合
初めにApple Care Support、及び正規プロバイダでの修理についてみていきます。
Appleの正規、および正規に準ずるサービスを活用して修理を行う場合の「修理金額」と「修理期間」は次の通りです。
症状 | 金額と修理対応範囲 | 修理期間 |
---|---|---|
画面割れ | 58,300円 (税込) ※ディスプレイモジュール交換 | 3日間 |
水没 | 83,600円 (税込) ※ロジックボード、ディスプレイ、トップとバッテリー、ヒートシンク、スピーカー、アンテナモジュール、各種ケーブル交換 | 5日間 |
いずれの場合もApple Care(Plus)に未加入の状態での修理金額であるため、高額になっています。
補償に加入している場合であれば、コチラのページに記載の通り画面破損は12,900円、その他の損傷や不具合は37,100円での修理を受けることが可能だと思われます。
街の修理店や非正規サービスでMacbookを修理する場合
一方で非正規店での修理の場合は次のような金額感になると想定されます。
非正規店は数多く存在しますが、今回はその中でも上場しており、Pマークを取得している数少ない修理会社であるドクターホームネットの料金表を参照しました。
症状 | 金額と修理対応範囲 | 修理期間 |
---|---|---|
画面割れ | 35,300円 ~ (税込) = 8,800円 + (出張料金) + 16,500円 + (液晶パネル代 ※10,000想定) | 当日 ~ ※持ち込みの場合 |
水没 | 約60,000円 (税込) = 8,800円 + 2,200円 + 6,600 + (部品代) ※相談時の状態を見た時に伝えられた概算費用 | 当日 ~ ※持ち込みの場合 |
このように非正規店の場合、価格と修理時間が圧倒的に安く、短くなることが特徴です。損傷状態にも左右されますが正規店の約40%ほどで修理可能であるため、価格を抑えたい方には最適です。
また、Pマークを取得している非正規事業者はかなり少ないため、ビジネスや副業などでMacbookを利用されている方はドクターホームネットでの修理を検討されてはいかがでしょうか?
Apple Care Supportへ修理依頼した際の金額とスケジュール
Macbookの修理について簡単に情報をまとめたところで、ここからは実際にApple Care Supportへ依頼した体験をもとに「依頼手順」と「金額と期間」をお伝えしていきます。
結論からお伝えすると、上記掲載画像のようなMacbook Airの修理にかかった日数と金額は次の通りです。
- 修理期間:3日間 (発送日含む)
- 修理費用:58,300円 (税込)
郵送修理でありながらスピード感があり、手元に戻ってくるまではかなり早い印象です。しかし、60,000円弱という金額はかなり高額です。そのため、スピード感をすぐに修理する必要がある場合は非正規店での修理がオススメです。
ここから具体的な情報をお伝えしていきます。
Apple Care Supportへの依頼方法と手順
まず初めにApple Care Supportへの依頼手順をご紹介します。前述した通りApple Care Supportへ修理を出す際には「持ち込み」と「郵送」の二通りの方法を選択することができます。
今回は「郵送」での修理を依頼したため、郵送修理の手順を整理していきましょう。
コチラより該当のトラブルを選択
選択したトラブルの遷移先より「電話サポート予約」
トラブルが発生したデバイスの選択、または情報入力
受電可能な時間を選択し、Apleからの電話を待つ
受電可能な時間を選択し、Apleからの電話を待つ
大まかな流れは上記の通りです。
09:15から15分単位で予約を受け付けているためすぐに相談したい方にも、比較的スムーズに予約することができます。
このステップで電話を行い、トラブル状況を伝えることで修理期間と概算の修理金額を見積もりとしていただくことになります。この時点での金額やスケジュールはあくまで「見積もり」なので、最終の金額は修理後に確定することになります。
Apple Care SupportでMacの画面割れを修理する際の金額
Apple Care Supportへの修理金額ですが、過去の経験から修理金額リストのような設定になっていると考えられます。
僕はこれまで「水没」と「画面割れ」といったトラブルで修理を依頼していますが、それぞれの見積もり金額と該当ランクは次の通りでした。
この金額感はあくまで「推測」の域を出ないものにはなりますが、画面割れの修理金額はRank3に該当するものと考えていただいて問題ないのではないかと思います。
これらの金額を算出するためにはMacbookの症状を伝える必要があります。
- 画面中央に画面を二分する非表示領域がある
- 画面右下に表示崩れが出ている
- 問題は液晶のみであり、それ以外は正常に動作する
症状を正確に伝えられていないと再度の連絡などが発生し、スムーズな修理進行ができないため、Apple Care Supportへの修理依頼を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
正確な情報把握のため色々と動作確認を行う必要はありますが、水濡れをしている場合は新色部分以外への影響も発生する可能性があるため、電源を切り2~3日乾燥させた上で動かすことをオススメします。
Apple Care SupportでMacの画面割れの修理期間
ここまでApple Care Supportへの修理依頼方法と修理金額をお伝えしました。最後に、気になる修理スケジュールを見ていきたいと思います。
電話で修理予約を行った際には修理期間は5 ~ 7営業日と伝えられますが、実際に修理体験した際のスケジュールは次の通りです。
Macbook 集荷
修理センター到着
修理完了
Macbook 発送完了
Macbook 受け取り
この時には20年3月31日 18時に集荷をしてもらい、翌朝には修理が開始。上記のスケジュールで修理が進行しました。3日間で修理完了、4日目の午前中で手元に戻ってきていました。
このことから集荷日も含め事前に伝えられるスケジュールから大きくズレることはないようです。症状や破損状況によりこのスケジュールは変化する場合があるので、適宜進行状況を確認することをオススメします。
修理期間中のMacbookの代替方法
思ったよりも早く修理は完了し手元に到着するものの、周囲期間中仕事や作業ができないのはかなり厳しいですよね。実際にTwitterなどでも次のような投稿をよく見かけます。
次の投稿にあるように一度新規で購入し返却するという方法も可能ではあるのですが、一時的とはいえ出費がとても大きくなるためあまり行いたくはないですよね。
そこでオススメなのがMacのレンタルサービス。ビジネスシーンで利用することが多いoffice系のソフトを導入した各種Macbookを数日 ~ 数ヶ月の期間でレンタルすることが可能です。
4日間で6,900円 ~と出費は発生してしまいますが、代替機が見つからない場合は利用することで仕事をスムーズに進めることが可能になります。
最新のMacbookへの買い替え
ここまで修理についてみてきましたが、そのほかの方法や修理ができない場合はどうするのが良いのでしょうか?
ここからは下取りやジャンク品などの無償回収などの手段について簡単にまとめていきたいと思います。
Apple Trade In
Apple Trade Inはその名前からも分かるようにAppleが提供する下取りサービス。
Apple Storeでデバイスを買い替える際に下取りに出すことで<値引きした金額で購入できたり、使用していないデバイスを提供することで次回以降の購入に使用可能なギフトカードを受け取ることが可能です。
あなたのデバイスがいくらかはコチラで確認することができます。もし使用していないApple製品がある場合は、Apple Trade Inを活用してAppleライフをお得に過ごしてみてはいかがでしょうか?
無償回収
軽微な損傷程度ならApple Trade Inを活用できるものの、破損度合いが大きいと下取りが難しくなるケースも出てきます。そこで候補に入れておきたいのがジャンク品専門の買取業者。
パソコンなどの処分には地域ごとに費用が発生する場合がありますが、使えないものを処分するために出費を伴うのは少し複雑な気持ちですよね。
そこでオススメしたいのがMac専門の無償回収業者。時間などは必要なものの、送料などは業者持ちであるため出費を抑えながら処分することが可能です。また、Macを専門に取り扱っているため、情報の消去などもしっかりと対応いただけます。
大切なのはMacを「危険」に晒さないこと
いかがでしたでしょうか?ここまで自身の体験をもとにMacbookの修理費用とスケジュール、そして代替品対策などをご紹介しました。
複数回の修理を通して「Macを危険に晒さない」ということが一番の解決策であることを学びました。
今この記事を見られている方は同じような境遇に直面されている方が多いと思いますが、僕自身の体験が皆さんの力になれると嬉しいです。
ぜひ修理や対処法を使って、楽しいMacライフをお楽しみください。